消されたヒーロー和気清麻呂

古代史

和気清麻呂

あまり歴史にもでてこないし、一般的にあまり知られていないのが和気清麻呂です。

そして実は消されてしまったヒーローなのです。

その証拠に戦前の10円紙幣を見てください。

ここに印刷されているのが和気清麻呂です。

お札にまでなっている人なのに、ここまで知られていないというのは不自然ですね。

いったいなぜなのか。

時代 奈良時代末 – 平安時代初期
生誕 天平5年(733年)
死没 延暦18年2月21日(799年4月4日)

和気清麻呂は奈良時代に備前の国に生まれた文官でした。

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宇佐八幡宮インチキご神託事件

第46代孝謙天皇は恵美押勝の乱のあと、もう一度即位して第48代称徳天皇になります。

称徳天皇は聖武天皇の娘なのですね。

もちろん男子男系で皇統は続きますから、次の光仁天皇になるまでの中継ぎなのです。

ですから結婚もできませんし、子供も産めません。

生涯を独身で通すのです。

でも彼氏はいました。

それが道鏡です。

過去記事を読み返されると、この辺のいきさつがわかります。

吉備真備と恋愛感情を逆撫でした恵美押勝の乱
吉備真備は謎の多い人吉備真備は歴史では習うし、名前もなんとなく聞いたことがあるけれども、どんな人なのか全くわからないと...

恵美押勝がいなくなり、道鏡を邪魔するものは全て粛清されました。

道鏡はどんどんと昇りつめ、ついに法王の地位も手にします。

そして人間の欲望というものは底が知れないもので、ついには天皇になろうと道鏡は企みます。

僧侶の身でありながら、神をも畏れぬ行為です。

ほんと危なかったんですよ、もう一歩のところまできていましたから。

これを命がけで阻止したのが和気清麻呂です。

道鏡は宇佐八幡宮を抱き込み、偽のご神託を告げさせます。

「道鏡を皇位につければ、国平かにならん」

もう、あからさますぎるわー。

いんちきばればれなんですけどね。

名前を変えられてしまう

称徳天皇は道鏡には逆らえない状態だったのでしょうけれども、さすがにこれはまずいと思ったのかもしれません。

和気清麻呂の姉である広虫に、大分にある宇佐八幡宮に行って確認するように命じます。

ところが広虫はその頃病に臥せっていました。

それで弟である和気清麻呂が遣わされることになったのです。

旅立つ前に道鏡側から圧力がかけられます。

いう通りにすれば出世なども約束されました。

そして宇佐八幡宮についた和気清麻呂は禰宜、辛嶋勝与曽女(からしまのすぐりよそめ)を詰問します。

道鏡側のいいなりになっていますから、正直に答えないのですね。

それで剣を抜いて激しく問いただし、もう一度神を呼び出すように命じます。

和気清麻呂がご神託をうかがおうとすると、身の丈9メートルもの大きな僧の恰好をした大神が現れます。

大神は再度のご宣託を拒みます。

これは大神が和気清麻呂に託されたのではないかと、私は解釈しています。

「わが国は開闢このかた、君臣のこと定まれり。臣をもて君とする、いまだこれあらず。天つ日嗣は、必ず皇緒を立てよ。無道の人はよろしく早く掃除すべし」

我が国ができて以来、君臣のルールはきちんと守られてきています。家臣が天皇になったことは一度もない。

必ず皇族の血筋の者を立てよ。

そして道鏡はよろしく追放してまえ、ということですね。

このご宣託を、和気清麻呂は称徳天皇に奏上しました。

道鏡は言う通りにしなかった和気清麻呂に怒り狂います。

ここで称徳天皇も怒るのですが、本心はやはり道鏡を天皇にしたくなかったのでしょう。

道鏡に天皇は継がせず、しかるべき人を選ぶという詔を発します。

聖武天皇の娘であり皇統の血をつぐ称徳天皇には、その意味をよくわかっていらしたのですね。

道鏡を追放せよなどというご神託を奏上した和気清麻呂は、無事でいられるはずがありません。

鹿児島のほうに左遷されてしまいます。

姉の広虫も広島のほうに飛ばされてしまいます。

その時に名前も変えられちゃっているんです。

和気清麻呂は「別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)」

広虫は「狭虫(さむし せまむし」

ぶはっ。

幼稚園児だし~。

うんこたれみたいなあだ名付けて喜んでいるレベルですね。

これは和気清麻呂が遠い鹿児島に送られる道中を描いた絵です。

イノシシが周りにいます。

宇佐八幡宮に寄ってお礼参りをしたら、イノシシがたくさんあらわれて守ってくれたそうなんですね。

なので和気清麻呂に関わる神社は、狛犬ではなくイノシシがいるのだそうです。

その前にも和気清麻呂は道鏡の刺客に襲われるのですが、どこからともなく兵が現れて助けてくれたそうです。

正しいことをして皇統を守ったのですから、神が守ってくださったのですね。

かわいいね。

長くなるので続きます。

Muleの本がでました~

古代史神社参拝
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